ヨンファサ(蓮華寺) 神衆図

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ヨンファサ(蓮華寺) 神衆図

ヨンファサ(蓮華寺) 神衆図 (ソウル市有形文化財第345号)

帝釈・梵天をはじめとする韋駄天たちと眷属が描かれた神衆図で、帝釈梵天天龍図の図像であることがうかがえる。
絵の上左右に対称に描かれた帝釈天と梵天は、丸い頭光に長方形の身光を持ち、宝冠を被り両手で花を捧げ持っている。下段には頭光と身光を持つ中央の韋駄天を中心に、剣などで武装した天部・八部衆が描かれ、中段と帝釈・梵天の周囲には日月大神などの天神と幡と傘蓋を持ってそばに侍っていたり楽器を奏でる天童・天女たちが描かれている。
唐紅系統の赤色と蓮の葉の緑、空の色の青が使用され画面が比較的安定しており、金箔を採用し服の皺を表現するぼかし法が用いられるなど、19世紀半ば以降の画風の流れがよく表れている。
テハングァンム(大韓光武)5年の1901年、首画員のハンボン(漢峰)ウンジャク(應作)をはじめとするトクウォル(徳月)ウンリュン(応崙)、テウン(大恩)トンヒ(頓喜)、ケウン(啓恩)ポンボプ(奉法)、ポサン(宝山)ポクジュ(福柱)、ポアム(普庵)クンボプ(亘法)、クムウン(錦雲)チョンギ(正基)、ハンゴク(漢谷)トンボプ(頓法)、ハンミョン(漢溟)ハン□(漢 □)、チョンアム(清菴)ウンジョ(雲照)、チェギョ厶(在謙)、トゥサム(斗三)、チャンオ(昌旿)など12人の画僧が制作に参加した。参加した画僧のうち奉法、亘法、頓法、斗三、昌旿などは、ナムヤンジュ(南楊州)のフングクサ(興国寺)を中心に大きく活躍した19~20世紀のキョンギ(京畿)地域の代表的な画僧、キョンソンダン(慶船堂)ウンソク(應釈)と交流していた画僧として注目されている。
構図、形態、筆線、彩色などが美しく、特に描写は詳細かつ精巧で、19世紀半ば以降のソウルの仏画画風の流れをよく表している。

情報

  • 指定番号ソウル市有形文化財第345号
  • 指定日2013年3月7日
  • 管理主体ヨンファサ(蓮華寺)
  • 所在地トンデムン(東大門)区キョンヒデロ3ギル56 (フェギ(回基)洞)