ヨンファサ(蓮華寺)阿弥陀掛仏図

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ヨンファサ(蓮華寺)阿弥陀掛仏図

ヨンファサ(蓮華寺)阿弥陀掛仏図(ソウル市有形文化財第342号)

中央の阿弥陀如来を中心に脇侍として観音菩薩と大勢至菩薩が仕えている阿弥陀仏掛仏図で、三尊仏の下には迦葉尊者、阿難尊者、文殊童子、普賢菩薩が描かれている。
中央の本尊仏は、半月模様の大きな中央髻珠から突き上げるように尖った肉髻の先に丸い模様の頂上髻珠が描かれ、通肩衣の法衣をまとい左手は胸の前に置き右手は下ろしている。大衣には丸い模様が細かく描かれ、左側の観音菩薩は化仏が安置された宝冠を被り、両手で白蓮華を持ち左の肩の方にかかげている。
右側の大勢至菩薩は、浄甁がついた宝冠を被り、観音菩薩と対称になるよう両手で蓮華を持っている。2つの菩薩像はどちらも両肩を覆う通肩形式の仏衣式法衣をまとっており、本尊仏と同じように丸い文様が法衣全体に描かれている。
観音菩薩と大勢至菩薩の下には、白髪の老比丘の姿をした迦葉尊者と青年比丘の姿をした阿難尊者が描かれている。絵の下中央には、青獅子に乗った文殊童子と六牙白象に座っている普賢童子像が丸い模様の光背の中に描かれている。
阿弥陀三尊形式に迦葉尊者と阿難尊者、獅子と象に乗っている文殊・普賢童子像が登場する形式の絵は、19世紀半ば以降のソウル・京畿地域で最も流行した形式で、この仏画も当時の様式の特徴をよく表している。
絵の下の記録から、この掛仏図はクァンム(光武)5年(1901年)10月28日に描かれた後、陰暦11月である11月20日に開眼されたこと、テウン(大恩)トンヒ(頓喜)を中心にケウン(啓恩)ポンボプ(奉法)、ハンボン(漢峰)ウンジャク(應作)、ポアム(普庵)クンボプ(亘法)、チョンアム(清庵)ウンジョ(雲照)、ハンゴク(漢谷)トンボプ(頓法)などによって描かれたことが分かる。

情報

  • 指定番号ソウル市有形文化財第342号
  • 指定日2013年3月7日
  • 管理主体ヨンファサ(蓮華寺)
  • 所在地トンデムン(東大門)区キョンヒデロ3ギル56 (フェギ(回基)洞)