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ソウルヤンニョン(薬令)市は、朝鮮時代(1393-1895)に王命によって貧困と病に苦しみ頼るところがない人々や病人に治療を施した救恤機関「ポジェウォン(普済院)」が設けられていた由緒深い場所である。ソウル特別市から「ソウル薬令市(伝統韓薬市場地域)」に指定・承認され、財政経済部から2005年7月5日にソウル薬令市韓方産業特区に指定・告示されたのを記念して、済世救民と生命尊重を実践していた先祖の偉業を継承するため、ソウル市全域の低所得層1,500人を対象に無料診療と投薬治療を実施する韓方文化祭りだ。

お祭りでは、無料韓方診療と投薬治療、伝統韓医薬文化体験、薬材切り実演、薬包包み体験、韓方匂い袋づくり、韓方ダイエット体験と実演、韓方マッサージ実演と体験、韓方美容実演と体験、韓方茶、薬用酒、韓方マッコリ試飲、韓方餅つき、韓方餅の試食など市民が参加できる多彩なイベントが実施される。その他にも、優れた韓薬材の展示と説明会、韓方薬酒の展示と販売、薬草花園、民俗遊び体験、家訓を書いてくれるサービスなどで構成され、一般市民にとって有益な情報が提供される。