先農壇

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先農壇(ソンノンダン)

先農壇(ソンノンダン)(史跡第436号)

史跡第436号である先農壇は、朝鮮時代の歴代国王が農耕の神である帝神農氏と穀物の神である后稷氏にその年の豊年を起源して祭祀を挙げた所で、総面積が523坪、規模4m × 4mである。
禮曹で驚蟄の後、よい亥日を選び、祭祀の日を決めると、王は、3日前から斎戒して、当日の夜明け、ここで大勢の重臣及び国民が参加した中で祭を挙げる。祭祀が終わって夜が明けると、王が直接犂で畑を耕す姿を見せたが、それを親耕禮という。王が直接農事を実践することで、重臣と国民に農事の大切さを教えようとする儀式であった。
全ての行事が終わると、王は重臣及び国民に至るまでの全ての参加者たちの苦労を慰めるため、牛を煮込んだクッマリバブを下したが、それを先農湯(ソンノンタン)と呼び、後になってそれがソウロンタとなり、今日に至ってはソルロンタン呼ばれるようになった。
1910年庚戌國恥の後、先農祭享と親耕禮は、なくなったが、日本政府はここに清涼台という公園を造成し、先祖達の趣が残ってある文化遺産を永遠に抹殺しようとした。しかし、1970年代末からここの周辺の住民たちが先農壇親睦会を組織し、先祖達が行ってきたその儀式を再現して、その脈が再びつながり、今日には農林部と東大門区庁、東大門文化院の主管で毎年4月20日にここで先農祭享を再現している。